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シンガポール日立アクアテック社、比・財閥と水処理エンジニアリング会社設立

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日立製作所子会社で海水淡水化RO(逆浸透)システムなどの設計・製造・販売・メンテナンスを手がけるシンガポールのHitachi Aqua-Tech Engineering Pte.Ltd.(日立アクアテック社)とフィリピンの不動産開発大手Filinvest Development Corporation(フィリンベスト社)は、フィリピンで水処理エンジニアリング事業を行う合弁会社Filinvest-Hitachi Omni Waterworks,Inc.(フィリンベスト-日立・オムニ・ウォーターワークス社、資本金約6,875万円)設立で合意し、正式契約を締結した。2019年8月30日発表した。

合弁会社は2019年中に設立予定で、フィリンベスト社が60%、日立アクアテック社が40%出資する。フィリンベスト社やその他デベロッパーによる都市開発、ホテル・リゾート向けを中心に水処理エンジニアリング事業を展開していく。

ゴティアヌン財閥によるフィリピン大手コングロマリットの一角フィリンベストグループの不動産開発グループ統括会社フィリンベスト社の開発案件においては、その100%子会社カントリーワイド・ウォーター・サービス社が水処理設備などを提供しており、フィリンベスト社は上下水道事業の技術や実績を持つパートナーとの協業を検討していたという。

両社は今後、フィリンベスト社のフィリピンにおける顧客基盤と日立の水処理事業における実績・ノウハウを活用し、フィリピンにおける水処理事業の拡大を図り、将来的にはO&M(運用・保全)事業や公共向け水処理案件の獲得、都市開発向けユーティリティソリューションの提供を目指している。

フィリンベスト社President and CEOのL. Josephine Gotianun-Yap氏は、「今回の協業を機に、フィリンベストグループにおける電力や他のインフラ分野向けのさらなる投資も検討する」とコメントした。

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