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明治、シンガポールでハラル認証対応「きのこの山」「アポロ」製造ライン稼働

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明治は2023年3月1日、チョコレート菓子などを製造・販売するMeiji Seika(Singapore)Pte.Ltd.に海外初の「きのこの山」「アポロ」の製造ラインが稼働したと発表した。

約10億円の投資を行い工場を拡張した。ハラル認証に対応した「きのこの山」「アポロ」を製造する。2022年12月稼働し、既に一部商品は流通を開始している。
 

明治はこれまで、「きのこの山」「アポロ」は、日本で製造した製品を海外へ輸出・販売してきた。しかし、海外の食品法規との違いにより、一部の国へ輸出・販売できないことが課題となっていた。

Meiji Seika(Singapore)社で製造することにより、ハラル認証などの課題を解決し、シンガポールの地理特性も活かして、東南アジア、東アジア、オセアニア、中東を中心に供給エリアを拡大する。順次、欧州、米国などへも拡大予定という。

なお、供給する国にあわせて「きのこの山」は「Chocorooms(チョコルームス)」、「アポロ」は「UPROLL(アップロール)」という名称でも販売する。

明治の担当者はシンガポール新聞の取材に対し「マレーシア、中東への輸出が可能になった。クウェートへの輸出は始まっている」「これまで日本から『きのこの山』『アポロ』を輸出していた国は、今後は基本的にはシンガポール製造の商品を供給していく」「シンガポール製と日本製では原料調達の違いから少し異なるあじわいとなる。『アポロ』の粒のサイズは、シンガポール製を日本製よりも少し大きくしている」と答えた。

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