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シンガポールDBS銀行、国内初の中小企業向け持続可能性関連融資を決定

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シンガポールDBS銀行は2019年5月29日、国内初の中小企業向け持続可能な開発関連の融資により、大手鶏卵生産企業Chew's Agriculture社に10年間ローンで2,700万Sドル(約21億4,500万円)を融資すると発表した。審査は環境・社会・ガバナンス(ESG)等の業績評価基準に基づいて行われた。Chew's Agriculture社は、卵を産む鶏を広いスペースと、とまり木などを備えた最適条件で飼育するためのより大きな養鶏施設建設費用に充てる。産卵鶏の飼育、取り扱い、輸送および屠殺方法において人道的な基準Humane Farm Animal Animal Care(HFAC)認証を満たす場合、より低金利になるという。

Chew's Agriculture社 提供・DBS銀行

Chew's Agriculture社のEdvin Limダイレクターは、「最近では、適切な環境で生産される栄養価の高い鶏卵の需要がさらに重要になっている。倫理的に飼育した健康な鶏が産む品質の高い製品を提供することによって、私たちは将来的にも顧客の期待に応えることができる」と語った。

DBSグループの中小企業向け融資責任者Joyce Tee氏(Ms)は、「持続可能性に関連した資金調達オプションは、企業が持続可能性アジェンダを前進させる動機付けとなる。Chew's Agriculture社のような中小企業による持続可能な事業構築を奨励していく」と語った。

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