物流・ハブ

日通NECロジ、半導体・電子部品に特化したタイ向けトラック混載輸送サービス

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日通NECロジスティクスのグループ会社であるNippon Express NEC Logistics Singapore Pte. Ltd.(社長:根岸理)とNippon Express NEC Logistics(Thailand)Co., Ltd.(社長:中嶋光雄)は2023年9月、半導体・電子部品に特化したシンガポール発タイ向けのクロスボーダートラック混載輸送サービスを開始した。10月30日発表した。

物流ハブ拠点であるシンガポールで東南アジアの在庫集約運用を行うには、生産地への最適なリードタイムとコスト、かつ安定的な輸送が求められる。生産拠点が集積するタイへの輸送では、少量貨物の場合、航空・海上の輸送モードが大勢を占め、トラック輸送の場合はコンテナをチャーターするのが一般的だった。

同サービスは、発地側・着地側とも半導体・電子部品の取扱いに慣れたNECLグループが一気通貫で対応し、コンテナ1本に満たない少量貨物に対応する。

コスト面は航空輸送より安く、リードタイム面は航空輸送と同等、海上輸送より早くなる。さらにCO2排出量削減にも貢献する。

日通NECロジスティクスの担当者は、シンガポール新聞の取材に対し、「コロナ禍において、航空・海上輸送がスペース、価格とも不安定な状態が続き、安定的な輸送実現のニーズが増えた。現在は、コロナ禍に比べ安定しているが、継続的な適正コストでの運用、リードタイム短縮のニーズは高い。2023年6月にサービスのトライアルを開始した。現在、週1便運行している。費用は航空輸送費60~70%減、海上輸送費と同等を実現した」と答えた。

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