五洋建設は2025年7月11日、シンガポール政府法定機関であるJTCコーポレーションより、トゥアス北部地区における大型埋立工事「Proposed Reclamation at Northern Tuas Basin」を受注したと発表した。受注金額は約335億円。工期は2030年7月までの5年間。
同工事は1960年代から70年代に建設されたジュロン工業団地およびトゥアス工業団地の再生プロジェクトの一環として実施される。約172ヘクタールの新たな工業用地を創出し、将来の土地需要に対応するとともに、トゥアス南部およびトゥアス港へのアクセスを改善する。五洋建設は、埋立、浚渫、排水工建設、既設構造物撤去を行う。
五洋建設は1964年にシンガポールに進出し、数多くの大規模埋立工事に携わってきた。「今回の受注は、これまでの豊富な実績と培ってきた高い技術力が評価されたものと考えている」としている。