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川崎汽船、シンガポールONEのコンテナ船事業好調で通期業績予想上方修正方針

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川崎汽船は2020年12月28日、同年11月5日公表した2021年3月期通期連結業績予想を上方修正する方針だと発表した。11月5日時点では200億円の黒字としていた。

発表によると、川崎汽船の第3四半期(2020年10月1日~2020年12月31日)の連結業績は、持分法適用会社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE.LTD.(ONE社、シンガポール)の運営するコンテナ船事業において、旺盛な貨物需要に伴い2020年11月公表時の想定を大幅に上回っていることなどから、約300億円の経常利益が見込まれているという。

また、第3四半期連結累計期間では約400億円の経常利益となる見込みという。そして、海外ターミナル事業売却に伴う特別利益を計上することで、親会社株主に帰属する当期純利益は約600億円となる見込みという。

川崎汽船は「コンテナ船事業における貨物需要は引き続き底堅く推移することが見込まれ、当年度通期連結業績予想は上方修正となる見込みである。業績予想については、足元までの状況と今後の市況見通し及び新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大が事業に与える影響等の最新状況を踏まえて見直すこととし、2021年2月3日に予定する当年度第3四半期決算発表時に開示する予定」としている。

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