ダイハツインフィニアースは、シンガポールを拠点に海事産業の脱炭素化を推進する非営利団体Global Centre for Maritime Decarbonisation(GCMD)と日本郵船が共同で実施したバイオ燃料(B24)の長期使用と保存の実証プロジェクト(プロジェクトLOTUS)に参画し、このほど完了した。2025年10月2日発表した。
自動車専用船でバイオ燃料を6カ月間継続使用し、エンジン性能や燃料供給システムへの影響を精査した結果、技術的な問題は認められず、船上保管後の燃料もISO規格の品質を保っていたことから、今回の成果は、バイオ燃料が既存の船舶インフラを活用できる安全かつ即時に導入可能な「ドロップイン燃料」として使用拡大に向けた技術的な裏付けになるとしている。
ダイハツインフィニアースグループは、今回のトライアルで得られた技術的な知見を活かし、業界内外の関係者と連携しながら、持続可能な海運の実現に向けた取り組みを一層推進する。
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