気候変動(低・脱炭素) 物流・ハブ

商船三井、シンガポール初、自動車船へのバイオディーゼル燃料供給を実施

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商船三井とトタルエナジーズ・マリン・フュエルズ(本社・シンガポール)は2022年6月29日、シンガポールで初となる自動車船に対するバイオ燃料供給に成功したと発表した。

商船三井が運航する自動車船“Heroic Ace”(ヒロイック・エース)は6月11日、シンガポール港で荷役中に、トタルエナジーズからバイオディーゼル燃料の供給を受けた。補給されたバイオ燃料は、アラブ首長国連邦(UAE)のジェベルアリ港に向けた航海で使用されている。

今回使用したバイオディーゼル燃料は、低硫黄重油にISCC(International Sustainability & Carbon Certification)の認証を受けたバイオディーゼル燃料を2割混合したもので、廃食油由来の原料を使用した。ライフサイクルアセスメントでGHG排出量は従来油比約17%の削減効果が期待できるという。

商船三井の平田浩一自動車船部長は、「商船三井は自動車船事業では、欧州近海で1年以上前からバイオ燃料航行の試験航行に取り組んできたが、今回その試みを遠洋航海に拡大するマイルストーン航海をトタルエナジーズと共同で行えたことを嬉しく思う。トタルエナジーズとはこれまで様々な分野で協業を進めてきたが、バイオ燃料分野でもパートナーシップを構築できたことは重要なステップとなる」とコメントした。

両社は、バイオディーゼル燃料が既存の主機関の改造なしに使用できるドロップイン燃料で、既存船舶の低・脱炭素化に即効性があり、かつ持続可能なソリューションとなり得ると考えているといい、トタルエナジーズは輸送用の新世代バイオ燃料を生産するという戦略の一環として動物性油脂または廃食油由来のバイオディーゼル燃料プロジェクトへの投資も行っている。

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