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アイラト、シンガポール国立がんセンターと陽子線治療AIの共同研究を開始

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放射線治療領域のAI開発を手がけるアイラト(本社:仙台市)は、National Cancer Centre Singapore(NCCS)と、陽子線治療に関するAI要素技術の共同研究契約を2026年3月26日付で締結し、研究開発を開始した。4月21日発表した。

発表によると、陽子線治療は、腫瘍にエネルギーを集中させる先進的な治療法で、その物理的特性を最大限に活かすためには、患者ごとの適切な適応判断と、治療現場における極めて緻密な運用が求められる。アイラトはこれまで海外の研究機関とX線治療(IMRT)領域でのAI共同研究を進めてきたが、陽子線治療AIへの取り組みは今回が初めてという。

共同研究では、▽治療適応の最適化支援(陽子線治療がより適した患者を精度高く見極めるための判定支援技術)▽治療現場における精度の最大化(巨大かつ複雑な陽子線治療システムの運用において、AIを用いて治療工程の精度を向上させる技術)――を主軸としたAI技術の開発と検証に取り組む。研究期間は2026年から2027年の2年間を予定し、NCCSの実臨床データに基づいたモデル構築を進めるという。

NCCSは、東南アジアを代表するがん専門機関で、2023年にシンガポール唯一の公的陽子線治療施設としてゴー・チェン・リャン陽子線治療センター(Goh Cheng Liang Proton Therapy Centre)を開設した。

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