ヤクルト本社のシンガポールの子会社Yakult（Singapore）Pte Ltdは2023年３月６日、シンガポール国内で低糖タイプの「ヤクルトゴールド」を発売した。
シンガポールでは、増え続ける糖尿病の予防を目的に、飲料に含まれる添加糖の含有量によってA（100mlあたり１g以下）～D（100mlあたり10g以上）の４段階にランク付けした表示の義務付けが2022年末から開始された。
Yakult（Singapore）社は、カロリーや糖分が気になる生活者向けに、B（100mlあたり５g以下）表示であり、さらに食物繊維やビタミンDといった栄養成分を配合した「ヤクルトゴールド」を導入し、売り上げの増大を図る。
ヤクルト本社の担当者はシンガポール新聞の取材に対し「シンガポール国内の工場の既存設備で生産している」と答えた。
なお、これまでシンガポールで販売していた製品は、「ヤクルト」（アップル・オレンジ・グレープ）＝Dランク、「ヤクルトライト」＝Bランク、「ヤクルトエースライト」＝Bランクとなっている。
シンガポールにおける「ヤクルトゴールド」の販売概要は下記のとおり。
【 商品名 】ヤクルトゴールド
【容量・形態】100ml／本×５本パック ※10本パックも導入予定（導入時期未定）
【希望小売価格】3.70シンガポールドル（約366円）／５本パック
【販売開始日】2023年３月６日
【販売エリア】シンガポール国内
【販売チャネル】ヤクルトレディによる訪問販売、スーパーマーケット等での店頭販売
【 販売目標 】２万本／日（2023年１月～12月の１日平均販売本数）
◇Yakult（Singapore）Pte Ltd
【 所在地 】7 Senoko Avenue, Singapore 758300
【 代表者 】川田 博幸
【 営業開始 】1979年７月
【 資本金 】1,200万シンガポールドル
【 社員数 】162名（2022年12月末現在）
【 販売実績 】24万２千本／日（2022年１月～12月の１日平均販売本数【速報値】）