協和エクシオは2019年10月30日、グループのアジア地域事業運営統括会社EXEO GLOBAL Pte.Ltd.が10月7日付でシンガポールで空調設備工事を手掛けるWinner Engineering Pte.Ltd.の全発行済株式取得契約を締結したと発表した。
発表によると、Winner Engineering社は、ACMV(暖房、換気、および空調設備)サービスに注力する設備工事会社で、新築ビル・既存ビル向けのACMV装置の設置、製造、保守などのサービスを提供している。
また、近年は設備工事の設計に3Dモデリングを目的にBIM(Building Information Modeling)技術を採用し、デジタル上に仮想建物モデルを建設することで、ダクトや配管ルートなどを正確に設計し、効率的な工事を実現しているという。
協和エクシオはシンガポールで昨年(2018年)10月に電気・総合設備工事を手掛けるLeng Aik Engineering Pte.Ltd.(LAE社)を子会社化。11月にはEXEO GLOBAL社を設立、システムソリューション事業をグローバル展開するDeCloutグループを傘下にするなど事業拡大してきた。
今回の株式取得により、データセンターの設備工事をワンストップで提供できる体制を構築できるという。