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三井住友建設、シンガポールの施工企業Antara Koh社の全株式取得・子会社化

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三井住友建設は2021年12月23日開いた取締役会で、シンガポールの建設施工企業Antara Koh Private Limitedの全株式を取得し、子会社化することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結した。取得価額は、株式取得金額(概算額)が8,800万SGD(73億円)、アドバイザリー費用等(概算額)が3億円。 株式譲渡実行日は2022年2月15日を予定する。

Antara Koh社は1974年創業。発表によると、シンガポール、マレーシアはじめ東南アジア地域で機械土木を主力に事業展開する施工会社で、海上、水上の杭打ち工事を手掛け、安定した実績を積み上げている。また、三井住友建設は海外事業の強みである大型橋梁工事において主に基礎工事を担当する重要なパートナーとして長期にわたり信頼関係を築いてきた。

三井住友建設はAntara Koh社の全株式を取得することで、Antara Koh社の保有する船舶や杭基礎技術の活用、施工管理体制の協働による競争力の強化などが期待できると判断した。

なお、Antara Koh社の全株式取得に伴い、Antara Koh社の子会社Antara Koh(Myanmar)Ltd 及びAKM Sdn.Bhdは孫会社となる予定。

三井住友建設は2022年3月期連結業績予想について変更ないとしている。

◇ Antara Koh Private Limited
【所在地】27 Pioneer Road, Singapore 628500
【代表者】Managing Director Koh Jimmy
【事業内容】土木工事、海上・水上杭工事ほか
【資本金】1,500万SGD(12億4,800万円)
【設立年月日】1974年3月20日
【大株主】Koh Jimmy 64.7% Chan Chin Choo 35.3%

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