住友生命は2019年７月１日、シンガポールの生命保険会社Singapore Life Pte.Ltd.（シンガポールライフ）に9,000万USドル（約100億円、発行済株式総数の約25%）出資したと発表した。
シンガポールライフは、シンガポール内国生命保険会社の新規参入として1970年以来初めて事業認可を取得し、2017年営業開始した。ダイレクト、富裕層向けブローカー、独立フィナンシャルアドバイザーの各チャネルを通じて、定期、ユニバーサル、養老保険等を競争力ある価格で販売しているといい、今後はデジタル化したオペレーションの特徴を活かして東南アジア各国で展開するという。
住友生命は、「シンガポールをはじめ東南アジア各国は、今後も生命保険市場の高い成長性が見込まれており、シンガポールライフの今後の成長を長期的に経営に関与する戦略投資家として支援していく」としている。
また、シンガポールライフへの出資を通じて、インシュアテックの開発が盛んなシンガポールの最新動向やビジネスへの活用状況等に関する情報収集力を強化するとしている。
シンガポールライフの概要は下記の通り。
【 会社名 】Singapore Life Pte.Ltd.
【 設立 】2014年準備会社設立、2017年営業開始
【 代表者 】Walter de Oude（創業者／取締役CEO）
【 従業員数 】約60人
【 総資産 】２億4,700万USドル（約274億円）
【保険料等収入】9,800万USドル（約108億円）
【当期純利益】500万USドル（約５億円）