三井住友フィナンシャルグループは、SMBCグループのAIトランスフォーメーションアドバイザーに就任したAhmed Jamil Mazhari(アーメッド・ジャミール・マザーリ)氏が2025年8月末にシンガポールに設立したAIスタートアップkAIgentic Pte Ltdの株式を過半数取得することに合意し、株式取得に係る契約を締結した。2025年11月13日発表した。
発表によると、kAIgentic社は、単なる業務の自動化を超え、企業の知見を活かすインテリジェンス・レイヤーを構築するAIソリューション企業として設立された。業務の手順・規定・暗黙知を機械可読化し、AIエージェントが安全に「計画―判断―実行―学習」を回せるよう、システム連携・権限管理・監査を統合的に制御する運用基盤を構築し、この運用基盤上で複数の自律型AIが連携していくAIソリューションを本番環境で企業向けに提供するという。
SMBCグループは、kAIgentic社をグループ内の「トランスフォーメーション・エンジン」と位置づけ、金融サービス領域および顧客にむけた長期的なAIイノベーションの推進基盤として協業していく。