東京電力パワーグリッド・中部電力・ICMG Partners Pte Ltdの合弁会社Greenway Grid Global Pte Ltd(社長:芝 和彦)は2023年2月5日、ライブ配信を用いたEコマース『Kiko Live』を展開するインドのスタートアップ企業Smooth Tag Technologies Pvt.Ltd(CEO;Alok Chawla)と株式取得契約を締結した。3月8日株式を取得した。取得金額は10万米ドル。取得後の持株比率は非公表。
発表によると、Smooth Tag Technologies社は、インドの小規模地元小売店(通称;キラナ)を対象に、『KikoLiVe』アプリによるライブEコマースのプラットフォームを展開している。
Smooth Tag Technologies社のサービスは、リアル店舗しか持たないキラナが、3分以内にオンラインショップを開設、支払いシステムも構築でき、更に配送パートナーも提供されるワンストップのサービスで、キラナも商品購入者もすぐに「ライブ配信×Eコマース」の双方向のショッピングを体験できる。
現在、Smooth Tag Technologies社の主なマーケットはデリーとムンバイで、1万店舗以上のキラナと契約し、50万回以上のアプリダウンロードを達成した。今後数年間でインド全土への展開を計画しているという。
インド国内には約2,000万店のキラナがあるとされており、インドの日用消費財売上の約90%を占めている。
Greenway Grid Global社は、今回の出資により、インド初進出を果たした。インドのEコマースを活用した人財育成プログラムやインドでの新規事業開発などを検討していく。
Greenway Grid Global社の担当者は、シンガポール新聞の取材に対し、「Greenway Grid Global社は日本企業向けに変革リーダーを育成するプログラムを展開しており、その中で、参加者は新規事業に取り組む。これまで、Vegan商品を開発するなど小売販売にも参入しており、今後の人財育成プログラムではSmooth Tag Technologies社との共創による新規事業を考えていく予定である」と答えた。