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五洋・鹿島・寄神、最新鋭SEP型多目的起重機船完成、洋上風力発電Pで稼働へ

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五洋建設、鹿島建設、寄神建設が共同で建造を進めていた1,600t吊クレーンを搭載したSEP型多目的起重機船CP-16001(SEP船)が完成し、インドネシア・バタム島のGraha造船所で2023年9月8日引き渡し式が行われた。3社が9月27日発表した。

PaxOcean Holdings社のLow Soon Teck副会長(左)と五洋建設の清水琢三社長(右)

建造は、マレーシア最大の国際的コングロマリットグループのKuok Singapore社傘下のシンガポールのPaxOcean Engineering Pte.Ltdが担った。新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化する中での建造となったが、風車の大型化に対応した最新鋭のSEP船が完成した。

SEP船CP-16001は、全長123m、全幅45m、最大搭載人員100人。洋上風車及びその基礎構造の大型化に対応して1,600t吊全旋回式クレーンを搭載している。主クレーンのブーム長を130m、デッキ上からのフック高さを143m確保することより、15MWクラスの風車を洋上で効率的に建設できるという。

基本設計及びジャッキアップシステムは世界のSEP船の7割以上を手掛けるGustoMSC社(オランダ)が、主クレーンはオフショアクレーンのトップメーカーのHuisman社(オランダ)が担当した。

SEP船CP-16001は日本船籍で3社による共同出資会社「PKYマリン」が保有・運航する。今後は、11月より北九州響灘洋上ウインドファーム建設工事で稼働を開始し、9.6MWの風車25基の基礎工事の一部と風車据付工事を行う。また、2027年以降本格化すると予想される一般海域の洋上風力発電プロジェクトでの活躍も期待されているという。

※関連記事「五洋・鹿島・寄神建設、バタム島Graha造船所でSEP型多目的起重機船の進水式

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