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愛知県、シンガポールスタートアップエコシステム連携事業、参加企業を募集

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愛知県は2022年9月5日、シンガポールスタートアップエコシステム連携事業の参加スタートアップの募集を開始した。

同事業は、シンガポール国立大学(NUS)の協力を得て2020年度から実施している産官学共創型のプログラムで、今年度は既に“スマートサスティナブルシティ”実現に向けた6つのテーマと、各テーマの課題解決に主体的に取り組むチャレンジオーナー2社が決まっている。

今回、テーマごとにチャレンジオーナーと共に課題解決に取り組む東南アジア及び県内外のスタートアップを募集する。参加スタートアップは2022年11月~2023年2月頃、NUSなどシンガポールのスタートアップ支援機関などから支援を受け、チャレンジオーナーとともに約4カ月の活動を通じて課題解決に取り組む。

あわせて、各テーマの課題解決に資する技術やアイディアを持つスタートアップの発掘や事業のPR等に協力できる企業や団体(コミュニティパートナー)も募集する。

愛知県は2022年9月21日(水)、9月28日(水)にプログラムの概要、各テーマに関する詳細な説明及び質疑応答を内容とするオンライン説明会(日本語・英語)を開催する。

◇プログラム概要
【プログラム名】Aichi Smart Sustainable City Co-Creation Challenge

【チャレンジオーナー及びテーマ】
<チャレンジオーナー①>
UACJ R&Dセンター(名古屋市港区)

<テーマ> 
①‐1『アルミニウム×デジタルの力で、街のレジリエンス(災害への柔軟性)を強化』
ゲリラ豪雨などの浸水対策として開発したアルミ製止水板“水用心”の導入・設置に関して、デジタル技術を活用した導入プロセスの負担軽減や利用者が必要なタイミング(AIによる災害予知や気象予報等との連携など)で止水板を設置できる新たな価値提供の探索を行う。

①‐2『アルミニウム×デジタルの力で、新たなIoTソリューションを生み出す』
開封検知付アルミ箔を活用した新用途開発(物流、見守りやセキュリティに活用など)など新たな価値創出を探索する。

①‐3『アルミ製造の持続可能性を高める』
アルミニウム分野のサーキュラーエコノミー化・循環型システムを2つの方向性で高める。
(1)製造プロセスの環境負荷の最小化(脱炭素、資源最小化、プロセス最適化、工場等のアセット有効活用など)
(2)使用済みのアルミニウムの回収率を高め、かつ効率的に再資源化する仕組みを創り出す。(トレーサビリティ、選別、再資源化テクノロジーなど)

<チャレンジオーナー②>
八神製作所(名古屋市中区)

②‐1『「個人の視点」による未来型ヘルスケアシステムの構築』
デジタルの活用により、生活者のセルフメディケーションをサポートすること(予防)に加え、個々人の健康状態・身体機能の維持・強化(リハビリプログラム提供など)の支援、在宅での慢性疾患の個別管理/デジタル受診相談・診療支援を実現できるソリューションを提供する。

②‐2『「組織の視点」による未来型ヘルスケアシステムの構築』
組織に属する個人のWell-beingの向上の為、組織の健康度や活性度を可視化し、改善・向上させていくソリューションを提供する。医療や介護に従事している人々の過度な業務負担の軽減・人材不足の解消につながる、働き方改革に寄与するソリューションを提供する。

②‐3『「地域の視点」による未来型ヘルスケアシステムの構築』
医療機関・介護施設・自治体・企業等の地域のステークホルダーが連携し、地域住民の方々が必要なタイミングでヘルスケアのサービスを受けられるためのソリューションを提供する。

【コミュニティパートナー】
各テーマの課題解決に資する技術やアイディアを持つスタートアップの発掘や事業のPR等に協力できる機関

【実施主体】
主催:愛知県
運営:ICMG(県事業受託先)
協力:シンガポール国立大学(NUS)/NUSエンタープライズ

◇募集対象企業及び団体の要件
〇東南アジア及び県内外のスタートアップ
・チャレンジオーナーとともに各テーマの課題解決に共同で取り組むこと
・いずれかの課題の解決に資するアイディアや技術を持つこと

〇コミュニティパートナー
・県内外又は東南アジアのスタートアップとのネットワークを持つこと
・共創時のビジネスモデルを作り込むタイミングで、スタートアップに適切な支援ができること
・来年度のプログラムにチャレンジオーナーとして参加する可能性があること

【 参加費 】無料(プロジェクトを進める上で必要となる経費(旅費等の実費)は各自負担)
【申込期間】2022年9月5日(月)~10月21日(金)
【申込方法】委託事業者のWebページの応募フォームから企業名や参加希望テーマ(複数選択可)などを選択のうえ申し込む。

〇東南アジア及び県内外スタートアップの応募:
https://aichissccc2022.com/contact/index.php (日本語)
https://aichissccc2022.com/en/contact/index.php (英語)

〇コミュニティパートナーの応募:
https://reg31.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=nds-lgkgqa-1b322cb8bb4d39b94d63b476bceb9827

【選考方法】
〇東南アジア及び県内外スタートアップ:応募資料をチャレンジオーナーなどが採点し、その結果に基づき県が決定。
〇コミュニティパートナー:要件を満たすことを確認して県が決定。

【選考結果】11月中旬を目途に全応募者に対してメールで結果を通知。

【問合せ先】
▽事業及び説明会の申込みに関すること
ICMG イノベーショングループ 萩原氏

▽上記以外に関すること
愛知県経済産業局 革新事業創造部 スタートアップ推進課
海外連携グループ 戸田氏、中山氏

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