シンガポール国家環境庁(NEA)は2019年5月7日、2018年にゴミのポイ捨て違反により発行した違反切符は約39,000枚で、前年比7,000枚(21.9%)増加したと発表した。是正作業指示書(CWO)も2017年の約2,000件から2018年は約2,600件へと30%増加したという。
シンガポールのポイ捨て防止法では、初犯は罰金300シンガポールドル(約2万4,360円)。しかし、再犯など悪質なケースでは起訴されることがあり、有罪が確定すると4,000シンガポールドル(約32万4,800円)、10,000シンガポールドル(約81万2,000円)など高額な罰金が課されるだけでなく、公共区域を3〜12時間清掃するよう命じるCWOが発行される。
NEAは、「国民の社会的誠意を喚起し、シンガポールを清潔に保つための教育と執行の努力を続けていく」としている。