フジテックのシンガポール子会社Fujitec Singapore Corpn.Ltd.(MANAGING DIRECTOR:Mr. William Wong Meng Kwong)は2022年9月2日、創立50周年記念式典を開催した。セレモニーには、シンガポール政府のシム・アン外務担当兼国家開発担当上級国務相をはじめ約750人が出席した。
1972年創立のFujitec Singapore社は、フジテック・グループ3カ国目の海外法人で、南アジアにおける事業基盤を築き、以来、同地域の中核拠点として事業をけん引してきた。
これまで、Housing & Development Board(シンガポール住宅開発局、HDB)向けに累計約20,000台の納入実績があるほか、1986年完成当時アジアで最も高い建物(280m)であった「ワン・ラッフルズ・プレイス」に高速エレベータを納めるなど、都市国家シンガポールのまちづくりに貢献してきた。
近年は、人材育成施設「エクスペリエンスセンター」を開設。南アジア地域のフィールドエンジニアの育成強化に加え、シンガポール政府と連携し、次世代への技能伝承にも取り組んでいる。また、デジタル技術を活用したサービス展開にも注力している。
◇Fujitec Singapore Corpn.Ltd.
【 所在地 】204, Bedok South Avenue 1 Singapore 469333
【 設立 】1972年8月23日
【事業内容】昇降機の販売、据付、保守、修理
【親会社との関係】連結子会社
【シンガポール内の拠点数】1カ所
【主な納入実績】
シンガポール住宅開発局=累計約20,000台
ワン・ラッフルズ・プレイス(旧OUBセンター)=エレベータ31台、エスカレータ12台
マリーナ・ワン=エレベータ70台、エスカレータ28台