メニコン(名古屋市中区)は、シンガポールのMyopia Specialist Centre(代表:Stan Isaacs)と、近視に関する先端研究及び近視教育についての協力体制を構築し、9月より近視進行抑制に関する研究を開始する。2022年7月20日発表した。
Myopia Specialist Centreは2022年5月に近視専門家や業界とのパートナーシップにより設立されたアジア初の近視専門の最先端施設で、近視研究のための最新設備も備え、近視に対する認知度を高め、教育や専門的な近視管理方法を通じて「近視」に対応する。また、提供するサービスやプログラムは、デジタル時代における目に与える影響を緩和するためにカスタマイズされているという。
Stan Isaacs氏は「世界の近視研究の中心地として知られるシンガポールで開業しているオプトメトリストとして、当時はできることが少なくもどかしさを感じていた。メニコンの保有する最新技術及び近視専門家の豊富な知識を統合させ、新製品の開発や管理方法に変化をもたらすことができるだろう」とコメントした。
近視人口は、特にCOVID-19のパンデミック以降、世界的に増加傾向にあり、パンデミック全盛期に取り入れられた家庭学習、在宅勤務、スクリーン時間の延長などのライフスタイルの変化により、近視に悩む子どもの数が急増し、子どもと大人の両方で課題となってきているという。