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農林水産省(日本)、北海道からのシンガポール向け家きん由来製品輸出再開

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農林水産省(日本)は2022年6月24日、同日より、北海道からのシンガポール向け家きん由来製品の輸出が再開されたと発表した。

2021年11月10日に秋田県で高病原性鳥インフルエンザが発生して以降、農林水産省は輸出相手国・地域との間で地域主義の適用について協議を行い、主な輸出先である香港やシンガポール当局からは非発生県からの家きん由来製品の輸出継続が認められていた。

これまで、高病原性鳥インフルエンザが発生した12県のうち、11県についてシンガポール当局から清浄性が認められ、輸出を再開してきたところ、今回、北海道についても清浄性が認められ、北海道からの家きん由来製品の輸出再開について合意した。

これにより、動物検疫所は6月24日からシンガポール向けの輸出に必要な輸出検疫証明書の交付を再開した。

今回の北海道からの輸出再開をもって、全国からのシンガポールへの家きん由来製品の輸出が可能となった。

財務省「貿易統計」によると、2021年1~12月のシンガポール向け輸出額は、鶏肉は輸出実績なし(鶏肉の総輸出額13.0億円)、鶏卵は1.3億円(鶏卵の総輸出額58.7億円)となっている。

【経緯】
2021年
11月10日:日本全国からの家きん由来製品の輸出を一時停止
11月12日:秋田県以外で生産及び処理された家きん由来製品のシンガポール向け輸出を再開

2022年
2月22日:鹿児島県、愛媛県で生産及び処理された家きん由来製品のシンガポール向け輸出を再開
3月22日:千葉県、岩手県で生産及び処理された家きん由来製品のシンガポール向け輸出を再開
4月8日:青森県からの家きん由来製品の輸出を一時停止
4月16日:北海道からの家きん由来製品の輸出を一時停止
4月19日:秋田県からの家きん由来製品の輸出を一時停止
5月6日:宮城県で生産及び処理された家きん由来製品のシンガポール向け輸出を再開
6月9日:秋田県、青森県で生産及び処理された家きん由来製品のシンガポール向け輸出を再開
6月24日:北海道で生産及び処理された家きん由来製品のシンガポール向け輸出を再開

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