シンガポールの独立系再生可能エネルギー発電事業者(IPP)ヴィーナ・エナジーは小野太陽光発電所(福島県田村郡)の商業運転を開始した。太陽光発電モジュール8万7,000台を設置し、総発電容量は35メガワット。年間最大3万7,441メガワットアワーを発電し、最大7,098世帯に供給できるという。運営管理は、子会社のNREオペレーションズ(NREO)福島事業所が行う。2020年8月3日発表した。
ヴィーナ・エナジー日本代表のホアン・マス・ヴァロー氏は「小野太陽光発電所の建設においては、変電所からの距離が遠い用地であったことによる技術的な難しさや記録的豪雨と甚大な被害をもたらした台風19号を含む2つの台風の上陸があったが、それらのチャレンジを技術力と開発管理能力により的確に解決し、当初の計画通り稼働開始できたことは喜ばしいことだ」とコメントした。