シンガポールのFueLNG社は2020年6月1日、シンガポールで最初の液化天然ガス(LNG)燃料補給船が5月28日に中国・南通市のKeppel Nantong造船所で進水したと発表した。
同LNG燃料補給船は計画どおり、2020年第4四半期に完工する予定。
FueLNG社はKeppel Offshore&Marine Ltd(Keppel O&M)とShell Eastern Petroleum(Pte)Ltdの合弁会社。シンガポールで最初の定期的なship to shipのLNG燃料補給サービスをシンガポール港内で提供する。
同船はLNGと船舶用軽油の2元燃料でタグボートなしで航行する。海面から3mから23mの高さでさまざまなタイプの船にLNG燃料を供給できる。
FueLNG社のSaunak Raiゼネラルマネージャーは、「当社がこれまで事故なく200を超えるトラックから船舶へのLNG燃料補給作業を安全に完了していることは、高い運用基準と専門知識の証である。このシンガポールで最初のLNG燃料補給船は、当社のサービス範囲を拡大し、市場でのLNGの可用性をさらに高める取り組みを後押しする」とコメントした。
FueLNG社は川崎汽船と船舶管理契約を締結している。