デジタル経済

丸紅、中国Zall社と共同設立したシンガポール法人が貿易金融サービス開始

投稿日:

丸紅は2019年11月13日、企業間オンライントレード(電子商取引)プラットフォームを運営する中国大手のZall Smart Commerce Group Ltd.(Zall社)とシンガポールに共同設立したZMA Smart Capital Pte.Ltd.がオンライン上で成立する企業間貿易取引を対象としたトレードファイナンス(貿易金融)サービスの提供を開始したと発表した。

Zall社がシンガポールの電子貿易取引企業Global eTrade Services Asia Pte.Ltd.と、Singapore Exchange Ltd.(シンガポール証券取引所、SGX社)と共同出資で設立したCommodity Intelligence Centre Pte.Ltd.(CIC社)は、シンガポールにおける企業間向け国際貿易オンライントレードプラットフォーム(CICプラットフォーム)を運営している。

丸紅とZall社は、今年5月にCICプラットフォームのユーザーに対するトレードファイナンスサービスを提供する目的でZMA Smart Capital社を設立した。

発表によると、CICプラットフォームは、2018年10月のサービス開始以降、累計取引額が91億米ドルに達している。同社広報担当者は「中国国内の中小企業(買い手)と中国国外の大手サプライヤー(売り手)が中心」と説明した。

丸紅は、同事業の運営を通じて新たな事業領域となるオンライン金融事業へ参入し、今後のファイナンスビジネスの進化を目指すとしている。

◇ZMA Smart Capital Pte.Ltd.
【所在地】シンガポール
【 設立 】2019年5月
【代表者】余偉(Yu Wei)
【資本金】非公開
【株主構成】Zallグループ51%:丸紅グループ49%
【事業内容】オンラインでのトレードファイナンスサービスを提供

-デジタル経済

Copyright© シンガポール新聞社 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.