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JCB、シンガポールのSOCASH社と新たな海外キャッシングサービスの検討開始

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ジェーシービー(JCB)は2019年10月16日、シンガポールのスタートアップ企業SOCASH PTE.Ltd(SOCASH社)と、カードを用いない新たな海外キャッシングサービスの検討に着手したと発表した。

SOCASH社は、スマートフォンのアプリを利用することで、消費者はカードを使わずコンビニエンスストア等の小売店舗のレジでいつでも現金を引き出すことができるプラットフォームサービスを提供している。

シンガポールで2018年3月にサービスを開始し、以来1年半で利用者数は約13万人を超え、1,400の加盟店と提携、取引件数はサービス開始から累計で150万件以上となっている。現在、サービスは、マレーシア、インドネシア、香港やその他ASEAN諸国にも拡大している。

国際カードブランドがSOCASH社と協業するのは初となる。JCB会員がSOCASH社のアプリ上にクレジットカード情報を事前登録することで、ATM以外の場所でもカードレスで海外キャッシングを利用できるようにする。2020年春以降のサービス開始を目指す。

SOCASH社は2015年10月設立で、GLORY LTD、Vertex Ventures(VC Temesek Holdingsの子会社)、SC Ventures(Standard Chartered BankのVC部門)が支援している。

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