セブン銀行とシンガポールDBS銀行は、セブン銀行連結子会社セブン・グローバルレミットの海外送金事業に係わる協業で基本合意した。2020年9月30日発表した。
セブン銀行は2011年、日本で働く外国人の母国への送金ニーズに応えるために海外送金サービスを開始した。2019年度の送金件数は121万4,000件で、現状は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により一時的に外国人の入国者数が減少しているものの、中長期的には外国人は増加すると見込んでいる。
DBS銀行と協業で基本合意したことにより、DBS銀行の個人向け海外送金スキームとの連携による日本での海外送金事業領域の拡大を一緒に進める。現在、セブン・グローバルレミットが準備中で、当局の承認を前提に、今冬のベトナム向け送金サービスを皮切りに協業していく。
具体的には、セブン・グローバルレミットが提供するスマートフォン専用アプリを通じて、銀行口座を開設することなく、アプリ上にアカウントを作成、全国2万5,000以上あるセブン銀行ATM から同アカウントへ入金(チャージ)することにより、あらかじめ登録した受取人の銀行口座へ、DBS銀行が提供するネットワーク経由の送金が可能になるという。
セブン・グローバルレミットの概要は下記の通り。
【 会社名 】セブン・グローバルレミット
【 所在地 】東京都千代田区丸の内1 6 1
【 代表者 】植木康晴
【事業内容】在日外国人向け金融サービス、銀行代理業
【設立年月日】2019年6月3日