日本と豪州を拠点とする独立系ベンチャーキャピタルのオーバルベンチャーズ(千葉県市川市)は、運用するファンド『オーバルベンチャーズ壱号投資事業有限責任組合』により、豪州投資法人Oval Ventures Pty Ltdを通じて、ステーブルコインを開発するシンガポールのBluejay Technologies Pte.Ltd.に対し、トークンワラント付の将来株式取得略式契約スキームを用いて投資を実行した。2022年7月21日発表した。
Bluejay Technologies社は今回のシードラウンドで290万米ドル(約4億円)を調達した。
オーバルベンチャーズは、「Bluejay Technologies社がビジョンとして掲げるアジア地域における金融包摂の実現に際し、諸国通貨と連動したステーブルコインが果たす役割は極めて重要であり、レギュレーションリスクが急激に高まる国際情勢においても、その事業性は高く評価できるものと判断した」としている。
Bluejay Technologies社が開発中のステーブルコインは現在、イーサリアムのテストネットであるRinkby上で運用されており、年内のメインネット接続を目標に最終調整を続けている。最初に発行するステーブルコインはシンガポールドル連動型で、その後、フィリピンペソ連動型の発行も計画しているという。
◇Bluejay Technologies Pte.Ltd.
【 所在地 】68 Circular Road, #02-01, Singapore 049422
【設立年月日】2021年11月26日