シンガポールを拠点とするサッカー事業会社ACA Football Partners Pte Ltd(CEO:小野寛幸、ACAFP)はイングランド・EFLリーグ1(3部リーグ相当)に所属するCharlton Athletic Football Clubのオーナーとなるグローバル・フットボール・パートナーズ(GFP)へ資本参加した。日本人グループとして初めてイングランドのプロクラブの株式を取得し、少数株主となった。小野CEOはGFP取締役に就任する。2023年7月22日発表した。
Charlton Athletic FCは1905年設立。ロンドン中心部に拠点を置く古豪で、1947年には FAカップで優勝した。プレミアリーグに長く在籍した後、近年は下部リーグに所属しているが、レベルの高いアカデミーチームを持ち、トップリーグに選手を輩出しているという。
ACAFPは、スカウトに関するネットワークの共有や、コーチング面でのデータ構築、「PlaysiaTV」などメディアを通してのコンテンツ配信など、多岐に渡るプロジェクトで連携を進めていく予定。
GFP BoDメンバーのCharlie Methven氏は「現代のサッカークラブが抱える2つの大きな課題は、グローバル化する市場の中での才能の発掘と、スタジアムに足を運ぶ地元ファンを補完するデジタル視聴者の拡大である。ACAFPの経営陣と何カ月にもわたって話し合った結果、GFPがCharlton Athletic FCの目標達成を目指す上で、ACAFP はこの2つの重要な分野で素晴らしい戦略的適合性を持っていると感じた」とコメントした。
ACAFPの小野CEOは「長い歴史と熱狂的なファンを持つクラブの一員になれたことを嬉しく思う。欧州・アジア双方にとってプラスとなるような選手育成、またファン層の拡大を目指す」とコメントした。