シンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA社)は、楽天グループとの間でWeb3領域における協業推進に向けた覚書(MOU)を締結した。また、楽天のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)である楽天キャピタルが新株予約権引受によるマイノリティ出資することでも合意した。2022年11月4日発表した。
楽天は、Eコマース、フィンテック(FinTech)、携帯キャリア事業を中心とするモバイルサービス、プロスポーツなどの事業領域でサービスを展開している。Web3領域への事業進出も早く、NFTマーケットプレイスと販売プラットフォーム「Rakuten NFT」は日本国内有数のNFTプラットフォームとなっているほか、グループの楽天ウォレットはビットコインをはじめとする暗号資産の取引サービスも提供している。
一方、DEA社のGameFiプラットフォーム「PlayMining」はユーザー数が全世界100カ国以上で250万人を超え、世界のGameFi領域をリードする存在となっている。
両社は今後、それぞれの事業においてシナジーを創出する協業の可能性や、双方のサービスの更なる価値向上に向けた連携などに関して協議を進めていく。
楽天キャピタルのカンパニープレジデントである高澤廣志氏は「楽天グループの持つ会員基盤、ブランド、関連領域における事業ノウハウと、DEA社のGameFi、トークンエコノミー、メタバース事業推進の経験は、今後の両社の事業成長へ相互に大きく貢献していくと期待している」とコメントした。
DEA社のFounder & CEOである吉田直人氏は「楽天がIP開発からコンテンツの包括的なプロデュースを行うメディアフランチャイズ事業『Rakuten Content Central』を設立したことも追い風である」とコメントした
◇Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.
【 代表者 】吉田直人 山田耕三
【 所在地 】7 Straits View, Marina One East Tower,#05-01,Singapore 018936
【 設立 】2018年8月
【事業内容】GameFiプラットフォーム事業