高速バス大手WILLERは2019年10月25日、シンガポール子会社WILLERS PTE.LTD.がSingapore Technologies Engineering Ltd(STEL社)と、シンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイで自動運転車両"NAVYA shuttle"による運行サービスを開始すると発表した。
自動運転技術をもつSTEL社および車両を開発するNAVYA社の協力のもと、WILLERがコンテンツ企画と車両開発およびオペレーションを行い、10月26日(土)からアトラクションの位置づけで年間を通して毎日、有料で運行する。
"NAVYA shuttle"は時速15km以下で運行する。運転席はなく、安全の確認、乗客の乗降サポート、チケットの確認、運行時間等の管理のためにセキュリティスタッフが乗車する。
WILLERはシンガポールで、自動運転車両の実証実験を進めてきた。担当者は「Gardens by the Bayのような広いパーク内であれば、20km以下という低速でもお客様に満足いただけるコンテンツとしてのビジネスモデルができた。またそのスピードであれば安全も確保できる技術レベルになった」とコメントした。
運行概要は下記の通り。
【運行開始日】2019年10月26日(土)~
【運行ルート】Bayfront Plaza~Flower Dome
【 車両 】NAVYA shuttle 2台
【 走行距離 】約1.7キロ
【 運行時間 】10時~21時(毎日運行)
【 料金 】大人5シンガポールドル、子供(3~12歳)3シンガポールドル
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