スマートシティ・通信

NTTドコモ・AGC、シンガポールで国内通信機器の実証実験を実施

投稿日:

NTTドコモは、海外の通信事業者に対して国内の先進的な通信機器を販売していく取り組みを推進するため、電気興業、AGCと、タイ大手通信事業者AIS、シンガポール大手通信事業者StarHubと共同で、2019年12月に実証実験を実施した。2019年12月20日発表した。

NTTドコモは、海外の通信事業者向けに、新技術の導入支援やネットワークセキュリティ・信頼性診断、無線エリア改善などのユーザサービス品質を向上させるネットワークコンサルティングサービスを2015年11月に開始し、海外通信事業者と関係性を構築、ネットワーク技術に関するノウハウなどを蓄積しており、国内の通信機器ベンダーが保有する先進的な技術や製品を、海外の商環境や法制度などを踏まえ、海外通信事業者への展開を目指していく。

発表によると、実証実験では、電気興業が提供するメタマテリアル反射板を、タイ大手通信事業者AISの検証環境で技術の有効性を確認するとともに、AGCが提供するガラスアンテナを、シンガポール大手通信事業者StarHubの検証環境で技術の有効性を確認した。

実証実験を通じて、海外通信事業者のニーズを把握するとともに、現地当局による許認可、認証取得、商材の輸出入貿易管理などに関するノウハウを獲得したという。

NTTドコモは「今後、5G時代を見据え、アジアを中心としたグローバル市場に向けて、国内パートナー企業の先進技術・製品を積極的に展開していく」としている。

-スマートシティ・通信

Copyright© シンガポール新聞社 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.