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国際圧入学会、「第3回 圧入工学に関する国際会議」をシンガポールで実施

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国際圧入学会(拠点:東京都港区、会長:Kenneth Gavin蘭デルフト工科大学教授、名誉会長:北村精男・技研製作所名誉会長、International Press-in Association(IPA))は2024年7月3~5日、シンガポール国立大学(NUS)、シンガポール地盤工学会(GeoSS)、シンガポールトンネル・地下建設協会(TUCSS)との共催で、「第3回 圧入工学に関する国際会議」(ICPE2024)をNUSで実施した。

第3回 圧入工学に関する国際会議

「持続可能な建設に向けた圧入工法の優位性と気候変動への取り組み」をテーマに、64編の一般投稿論文のもと、17カ国・地域(日本、シンガポール、タイ、台湾、豪州、中国、マレーシア、韓国、オランダ、パキスタン、フィリピン、英国、米国、ベトナム、ブラジル、カンボジア、ウクライナ)から208人の研究者や技術者が参加し、基調講演やテーマ講演、各分野のプレゼンテーション、圧入工法の見学会を通じて、サステナブルな開発に向けた課題や圧入工学の最新技術、研究成果を共有した。日本からは最多の100人が参加した。

シンガポール市内で行われた圧入施工見学会(会議3日目)

IPAは、鋼矢板や杭を地盤に静的に貫入する圧入技術の科学的な解明と普及を目的として2007年に発足した学会で、2024年6月末時点で個人731人と法人48社が会員となっている。これまで、日本が活動を先導し、第1回の国際会議を2018年に高知県香美市、第2回を2021年にオンラインで実施してきた。次回のICPEは2027年にオランダで開催される予定。

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