気候変動(低・脱炭素) 産官学連携

豊田通商ペトロ、シンガポール港で舶用バイオ燃料でのバンカーバージ運航実証

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豊田通商のシンガポール完全子会社Toyota Tsusho Petroleum Private Limited(豊田通商ペトロリアム)は2021年4月から、シンガポール港湾庁(MPA)、南洋理工大学(NTU)など産官学と連携し、シンガポール港で傭船する船舶燃料供給船(バンカーバージ)へ廃食油・植物油由来の舶用バイオディーゼル燃料を供給し、使用する運航実証を開始した。実証は9月までで、シンガポール初かつ日系企業初の取り組みという。

約6カ月間の実証では、バイオ燃料の酸化や貯蔵の安定性などの技術的な検証および船上での排ガス測定による効果の可視化を行う。温室効果ガス削減が期待されるバイオ燃料の調達および常時利用が確立されれば、脱炭素化にむけた海運業界の課題解決の一助になるとしている。

バイオ燃料による運航実証を行うバンカーバージ「Marlin Satu」

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