気候変動(低・脱炭素)

三菱重工G、シンガポールの大型地域冷房P向けに大容量ターボ冷凍機2台納入

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三菱重工サーマルシステムズ(東京都千代田区)と三菱重工のアジア地域拠点であるシンガポールのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte.Ltd.(MHI-AP)は、シンガポールのマリーナベイエリアの大型地域冷房プラント向けに大容量ターボ冷凍機「GARTシリーズ」2台(総冷房能力8,400冷凍トン)を納入した。三菱重工グループがマリーナベイエリア向けに納入したターボ冷凍機は計18台となった。2022年10月4日発表した。

今回納入したターボ冷凍機「GART-400PLS.SCF」の冷房能力は1台あたり4,200冷凍トン。同プラントで採用されたターボ冷凍機としては最大で、2台を直結して連動する方法を採用した。従来機と比較してCO2排出量を9%削減できる。

ビジネス・観光の中心地であるマリーナベイエリアは、持続可能なライブワークプレイ地区(住みやすく、働きやすく、楽しみやすい地区)として計画されており、空調システムの大部分には、地域に供給する冷水を2カ所のプラントで集中的に製造する地域冷房システムが採用されている。この中で、ターボ冷凍機は、地域冷房プラントの中核となる高効率な熱源機として重要な役割を担っている。

シンガポールの電力・ガス事業を担うSPグループが設計から運営まで手掛ける同エリアの地域冷房システムは、世界最大の地下ネットワークとしてさらに拡大を続けており、2026年までに計28カ所の供給先をカバーする。これにより、年間約2万トンのCO2排出量削減に繋がる見込みという。

MHI-APは2008年4月に大型冷凍機部門を設立。以来、シンガポールおよび東南アジアでの販売・サービスに取り組んでいる。

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