国際協力銀行(JBIC)は2025年5月31日、マレーシア・サラワク州政府の電力会社であるSarawak Energy Berhad(SEB社)との間で、エネルギートランジションおよびアジア域内での送電網強化に向けた協力推進を目的とする戦略的業務協力に関する覚書を締結した。6月2日発表した。
発表によると、SEB社はマレーシア最大の再エネ開発事業者で、サラワク州は水力発電を中心に再生可能エネルギー資源が豊富であることから、サラワク州からの再エネ電力供給が期待されている。
同覚書は、再エネの電源開発およびASEANにおいて広域な電力融通を可能とする電力網構想であるASEAN Power Grid(APG)構想に沿った域内の送配電インフラの強化に向けて、JBICとSEB社の協力関係を強化することを目的とする。