東京電力パワーグリッド（東電PG）・中部電力・ICMG Partners Pte Ltdの合弁会社Greenway Grid Global Pte Ltd（本社：シンガポール、GGG社）は2023年９月27日、再エネ電力証書（REC）取引プラットフォームを展開するREDEX Group Pte.Ltd.（本社：シンガポール、CEO：Kang Jen Wee）と株式取得契約を締結した。REDEX Group社によるシリーズAラウンド（資金調達総額1,000万米ドル）への投資で、同ラウンドはサウジアラビアの国有石油企業Aramco傘下のAramco Venturesがリードインベスターを務め、欧州やアジアの大手企業が出資した。GGG社の出資額は非公表。
REDEX Group社は、再エネ電力証明書（Renewable Energy Certificate、REC）取引に関するフルサービスを提供するシンガポールのスタートアップ企業で、太陽光発電などの再エネ電力を資産登録からRECの検証、取引、譲渡・移転、償却までをオンライン取引で行うことができるプラットフォームを展開している。
国際取引用のRECs（再エネの環境価値）である『I-REC』（International Renewable Energy Certificate）と『TIGR』（Tradable Instrument for Global Renewables）の両方と提携しており、世界中の企業にサービスを提供できるという。
GGG社は、「Climate Tech（気候テック）であるREDEX Group社と共に世界の気候変動へ取り組んでいく。電力会社の強み、アジアエリアでのコネクションを活かし、世界各国の出資先企業とも協力しながら、地球全体のRECエコシステムの成長に貢献していく。REDEX Group社への投資は、GGG社にとって新しい分野・領域への挑戦であり、このノウハウから気候変動事業を開発・運営できる人材や新しい気候変動事業をパートナーと共に創出し、それを日本にフィードバックすることで、日本の発展にも貢献していく」としている。
◇REDEX Group Pte.Ltd.
【所在地】Blk 71 Ayer Rajah Crescent #06-15 Singapore 139951