気候変動(低・脱炭素) 進出・出資・撤退

イーレックス、SPHP-Singapore社に出資、カンボジア水力発電所建設Pに参画

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新電力のイーレックスは2019年10月23日、カンボジアおける出力8万kW規模の水力発電所建設プロジェクト「The Stung Pursat #1 Hydroelectric Project」の事業権をカンボジア政府から受けているSPHP-Singapore社に、カンボジアのAsia Energy Power Co.Ltd.とシンガポールの ISDN Energy Pte Ltd.とともに出資し、水力発電所の建設、運営に参画すると発表した。

イーレックスが2,350万米ドル(約25億5,000万円、34%)、Asia Energy Power社が2,280万米ドル(約24億7,300万円、33%)、ISDN Energy社が2,280万米ドルを出資する。

イーレックスにとって、初の水力発電事業、海外発電事業への参画で、新たな事業分野の開拓への第一歩と位置付ける。

発表によると、カンボジアは乾季に伴う水力発電所の発電量低下等が原因で、従来から電力不足に悩まされており、現在はタイ、ベトナム等の近隣国からの電力輸入に頼っているが十分ではなく計画停電を余儀なくされている。

同水力発電プロジェクトは、西部ポーサット州において、出力8万kW規模の水力発電所を新設するもので、大規模な貯水量を有することから一年を通じて発電が可能で、カンボジア政府も今後の経済発展のために重要な発電プロジェクトと位置付けているという。

また、SPHP-Singapore社の100%子会社SPHP-Cambodia社は既に発電所建設の事業権と、売電に関してはカンボジア電力公社への固定価格による電力引取について、カンボジア政府より保証を得ているという。

なお、計画では運転開始の35年後には、同発電所をカンボジア電力公社に譲渡する。

プロジェクトの概要は下記の通り。

【プロジェクト名】The Stung Pursat #1 Hydroelectric Project
【  発電能力  】80MW(20MW×4Units)/369GWh/年
【  事業主  】SPHP-Cambodia
【 総投資コスト 】2億3,100万USD
【  運開予定  】2023年2月
【 売電契約先 】カンボジア電力公社
【  売電価格  】7.9¢/kWh 35年間固定 (369GWh/年をベースケースとし5年毎に見直し)

【  ダム面積  】貯水量85㎢(12億㎡)
【  ダム高さ  】100m ロックフィル(コンクリート表層)
【   堤長   】687m
【  最大水深  】180m
【  有効落差  】148m

【 資金調達案 】借入:出資=70%(1億6,200万USD):30%(6,900万USD)

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