ダイキン工業は、米国のスタートアップ企業TeraWatt Technology Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)の第三者割当増資を引き受け、同社に出資した。2022年7月5日発表した。
TeraWatt Technology社は、シンガポール政府系投資ファンドTemasekのリードのもと、シリーズBラウンドの資金調達を完了した。
TeraWatt Technology社は2020年1月創業。高エネルギー密度の次世代リチウムイオン電池の研究、開発を進め、電気自動車の走行距離の延伸、ドローン配送における積載量増加・飛行時間の延伸、eVTOL(電動垂直離着陸機)等の新たな用途への適用を目指している。
ダイキン工業は、リチウムイオン電池材料の用途開発や電池技術力の強化を目的に、TeraWatt Technology社との協業に取り組んできたといい、今般の出資により、電池技術力強化を図り、電池材料の新商品開発やグローバルでの用途開発を加速するとしている。
TeraWatt Technology社は米国本社および日本法人において、中小企業基盤整備機構からの支援のもと事業を運営している。過去から、SPARX Groupが運営するMirai Creation Fund II、In-Q-Tel、その他VC各社、エンジェル投資家が参画しているという。
◇TeraWatt Technology Inc.
【代表者】緒方 健 共同創業者兼CEO
【所在地】(本社)3303 Scott Boulevard, Santa Clara, CA 95054, USA
(日本法人) 神奈川県横浜市緑区長津田町4259-3 東工大横浜ベンチャープラザ
【 創業 】2020年1月