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シンガポール植物園、兵庫県立フラワーセンターに門外不出のラン贈る

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兵庫県立フラワーセンター(加西市)とシンガポール植物園は2019年9月27日、兵庫県立フラワーセンター 大温室内フラワーホールで、姉妹提携40周年記念プレイベント・植物交換式を実施した。シンガポール植物園からは国立ラン園のファン・レイ・ケン(Whang Lay Keng)副園長が出席した。

フラワーセンターはシンガポール植物園に、フラワーセンターが世界で初めて人口繁殖および人工交配に成功したウツボカズラ類(ネペンテス)2種類を贈った。

シンガポール植物園からフラワーセンターへは、シンガポール植物園が育成したラン類のオリジナル品種10種類が贈呈された。

ランを贈るファン・レイ・ケン副園長(右) 提供・兵庫県庁

ファン・レイ・ケン副園長は、「兵庫県立フラワーセンターとシンガポール植物園の姉妹提携にかかる交流活動が約15年ぶりに復活することになり、うれしく思っている。また、来年には姉妹提携を締結してから40周年にあたり、そのプレイベントとして、今回の植物交換が実現したことは、両園にとって非常に有意義なことである。今回シンガポール植物園から贈った10種類のランの一つに、現在の天皇皇后両陛下が1993年にご成婚されたのを記念して命名した、デンドロビウム‘マサコ・コウタイシ・ヒデンカ’(Dendrobium ‘Masako Kotaishi Hidenka’)がある。このランは当時日本の皇室にお贈りして以来門外不出だったが、両園の40周年をお祝いして特別にお贈りすることにした。フラワーセンターからは、世界で初めて人工繁殖に成功した大変貴重なウツボカズラなどをお贈りいただいた。大切に育てていきたい」と挨拶した。

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