三井E&S(本社:東京都中央区)は、2025年11月25日(火)・26日(水)にシンガポールで開催されるターミナルオペレーターやクレーンメーカーなどが集う展示会「TOC ASIA 2025」に出展する。
水素燃料電池(FC)を搭載したヤード用コンテナクレーン(RTG)「ゼロエミッション型トランステーナ」や遠隔自働運転が可能な「遠隔自働トランステーナ」を中心に、三井E&Sの製品を紹介する。
水素駆動によるゼロエミッション型トランステーナは、世界的に脱炭素化に向けた取り組みが進む中で、三井E&Sが2023年に世界で初めて開発した。地上給電設備を整備できず荷役機器の電動化が困難なターミナルにおいても、クリーンな荷役機器の利用を可能にする。米国ロサンゼルス港では2024年5月から商業運転を開始し、日本では東京港、横浜港、神戸港で実証が行われた。
また、遠隔自働トランステーナは、生産性向上や労働環境の改善などのニーズを背景に開発。1994年より実証実験を重ね、2018年には社内でプロトタイプを製作、現在は従来技術とAI画像認識技術を組み合わせたより高精度で操作性の優れたRTGの開発を進めているという。
◇TOC ASIA 2025
【 開催期間 】2025年11月25日(火)9:30~18:00、11月26日(水)9:30~17:00
【 会場 】Marina Bay Sands, Singapore
【ブース位置】J12