郵船ロジスティクスは、シンガポールに本社を置く外航コンテナ船会社Ocean Network Express Pte. Ltd.（ONE社）と、温室効果ガス（GHG）排出量削減のためのグリーン輸送ソリューション「ONE LEAF＋」の契約をアジアで初めて締結した。2025年２月18日発表した。
「ONE LEAF＋」は、コンテナ船の運航に廃食油メチルエステル（UCOME）を原料とするバイオ燃料を使用することで、化石燃料と比較してGHG排出量が少ない海上輸送を実現するONE社のグリーン輸送ソリューション。利用者はScope3のGHG排出量を削減でき、第三者機関の検証を受けたGHG排出量削減証明書を受け取ることができる。
郵船ロジスティクスは今後、ONE社が創出したGHG排出削減量（環境価値）を調達し、Scope3のGHG排出量削減に取り組む顧客へ割り当てるサービスを開始する。
ONE社は世界120カ国以上にわたってコンテナ輸送サービスを提供している。240隻以上の船舶を運航し、船隊規模は190万TEUを超えている。
郵船ロジスティクスは、航空貨物輸送では、同社が保有するSAF割当量を顧客に提供するサービスを先行して始めている。