進出・出資・撤退

明治ホールディングス、明治のAPACエリア統括会社設立を決議

投稿日:

明治ホールディングスは2025年2月10日開いた取締役会で、事業子会社である明治のシンガポール子会社設立について決議した。

明治ホールディングスは「2026 中期経営計画」において、食品セグメントの海外事業拡大を最重要課題に設定している。特にAPACエリアは、長年にわたる菓子や乳製品などの幅広い展開を通じてmeijiブランドの認知率が高く、今後の経済成長を含め、潜在的な事業成長余地が大きいエリアと位置付けている。

APACエリアでの高い事業成長を実現するため、エリア統括会社であるMeiji Food Asia Pacific Pte.Ltd.(MFA社)を新たに設立し、より現地のニーズに即した価値提供を実現できるバリューチェーンの構築やマネジメント体制への進化を図る。

MFA社の設立およびエリア内子会社の資本再編の概要は下記の通り。

(1)シンガポールに明治100%出資のMFA社を設立(設立時資本金:3百万USD)
(2)明治が保有するAPACエリア内の子会社株式を段階的にMFA社に現物出資(現物出資後資本金:31百万USD)
(3)エリア内子会社の資本再編は2027年度内に完了予定


 
なお、MFA社は設立時において明治ホールディングスの特定子会社には該当しないが、資本再編完了後の資本金額が明治ホールディングスの資本金額の100分の10以上に相当し、特定子会社に該当することになる。

MFA社設立による連結業績への影響は軽微という。

◇Meiji Food Asia Pacific Pte.Ltd.
【  所在地 】シンガポール
【  代表者 】未定
【設立年月】2025年2月
【  資本金 】31百万USD(約46.5億円)
【出資比率】明治100%
【事業内容】APACエリア内の事業会社に対する経営指導等

-進出・出資・撤退

Copyright© シンガポール新聞社 , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.