新明和工業の連結子会社であるShinMaywa Aerobridge Singapore Pte.Ltd.(SAS社)は2023年3月23日開いた臨時株主総会で、同じく新明和工業の連結子会社であるShinMaywa(Asia)Pte.Ltd.(SAP社)を吸収合併すること、また商号はSAP社から継承し、ShinMaywa(Asia)Pte.Ltd.に変更することを決議した。合併効力発生日は2023年4月1日。
シンガポールにおいて、SAS社は航空旅客搭乗橋の組立・保守等、SAP社は航空旅客搭乗橋を含む新明和工業製品の販売・保守等をそれぞれ分担してきたが、両社事業を統合することで経営資源を集約し、更なる品質向上及び経営の効率化を図る。
同合併は製品の製造拠点を有するSAS社を存続会社とするが、シンガポールで長年航空旅客搭乗橋の販売を担うSAP社の知名度を活用すべく、存続会社の商号をSAP社と同じShinMaywa(Asia)Pte.Ltd.に変更する。
【合併の日程】
2023年3月2日 合併提案書承認取締役会(SAS社、SAP社)
2023年3月23日 合併提案書承認臨時株主総会(SAS社、SAP社)
2023年4月1日 合併効力発生
連結子会社間の合併であるため、連結業績に与える影響は軽微という。
新明和工業の担当者はシンガポール新聞の取材に対し、「社員数はSAS社が約100人、SAP社が約40人。両社合併後は約140人でスタートし、重複作業の削減、適正人材配置による効率運営を実現した後に組織の合理化を進めていく予定である」と答えた。