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ペイパル、口座振替設定の対応金融機関を拡大、地銀など新たに300行以上

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グローバルオンライン決済サービスのプラットフォームを運営するPayPal Pte.Ltd.(本社・シンガポール)東京支店は2024年6月6日、ペイパルのアカウントに銀行口座を連携させて支払いをするための口座振替設定に関して、新たに全国の地方銀行を含む300以上の金融機関に対応した、と発表した。

ペイパルの口座振替設定は、ペイパルのアカウントに銀行口座を連携させることで、クレジットカードを持たないユーザーも銀行口座の振替機能を使用してペイパルを利用できるサービス。口座振替設定が完了すると、銀行口座からの支払い、支払いの受け取り、残高を銀行口座へ引出すことができる。登録した支払い情報はペイパルによって保護され、支払い時に銀行口座情報が売り手側に渡ることなく、国内外の多くの店舗で利用できる。

これまで大手金融機関(みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)にのみ対応していたが、日本電子決済推進機構が運営する「Bank Pay」との接続により、今後新たに全国の300以上の金融機関の銀行口座を登録できるようになった。日本国内のペイパルユーザーは自身がメインバンクとして利用している金融機関の口座を使ってペイパルで支払いすることが可能となる。

ペイパルの日本のユーザーは以前は首都圏居住者の割合が高かったが、コロナ禍でデジタル化が進んだことなどもあり、最近では新規獲得ユーザーの半数以上が首都圏以外に居住しているという。

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