マーキュリアホールディングス(東京都千代田区)は2023年7月31日、戦略的パートナーのMaiora Asset Management Pte Ltdと協業し、参画している台湾のメガソーラー開発事業の太陽光発電所第1号案件が完成したと発表した。
Maiora Asset Management社がスポンサーを務める台湾のメガソーラー開発会社Yongyao Energy Co.,Ltd.が台湾彰化県大成郷に完成させた。施設面積は12.6haにおよぶ。設備容量は約13MW、年間発電量は約20GWh(推定)で、年間約9,700トンの二酸化炭素排出量削減が期待できるという。
第1号案件は、近接する発電所との一体開発のフェーズ1に相当し、すべて完成すると設備容量は合わせて約97MWとなる予定。
マーキュリアホールディングスはMaiora Asset Management社が運営する台湾のメガソーラー開発会社に対し10億円相当の投資を行っており、売電収入や太陽光発電所の売却収入等を通して自己投資収益への貢献を見込む。
Maiora Asset Management社は2010年にシンガポールで設立された。台湾現地においても約30人のスタッフを擁し、既に総パネル出力数約400MW、総事業費約900億円規模の開発案件に取り組んでいる。このうち、今後1年間で約100MWの工事着工を予定する。なお、条件交渉中の候補プロジェクトも含めると、最大で総パネル出力数約750MW、総事業費約1,700億円の規模になるという。