横河電機は2019年6月13日、東南アジア各国の製造業向けERP(基幹業務システム)ソリューションのマーケティング、販売およびエンジニアリングを専門に行う組織をシンガポールの東南アジア地域統括会社Yokogawa Engineering Asia Pte Ltdに設置し、7月1日活動を開始すると発表した。
ERPソリューションを東南アジア向けのポートフォリオに加えることで、製造現場のセンサや制御システムから経営層向けのビジネスプランニング支援まで、東南アジア地域でも提供可能になる。
具体的には、下記ソリューションのコンサルティング及びエンジニアリングの提供を開始する。
◇Dynamics 365 for Finance and Operations
Microsoft社のクラウド対応ERPソリューションで使い勝手の良さが特長
◇mcframe
東洋ビジネスエンジニアリングのERPパッケージで生産管理システム向けに最適
◇FLEXSCHE
フレクシェが開発した生産計画立案者を強力に支援する生産スケジューラー
◇eServ
横河電機オリジナルのクラウド対応保全管理システム
「いずれのソリューションも柔軟性が高く、化学、石油、ガス、エネルギー産業から食品、医薬品、自動車製造業に至るまで、さまざまな産業におけるニーズに対応できる」という。
Yokogawa Engineering Asiaの宮本俊成社長兼CEOは、「東南アジアのお客様は、各組織におけるグローバルスタンダードに沿って、自社工場や事業運営の最適化を求められている。YOKOGAWAはお客様の戦略的なパートナーとして、日本で蓄積したITソリューション導入の知識と経験を提供することによってビジネスの変革を支援していく」と話している。