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シンガポールへのFinTech投資件数、2018年は前年比16%増=アクセンチュア

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アクセンチュアは、2018年の世界のフィンテックベンチャー企業への投資額が前年比2倍以上の553億米ドル(約6兆1,200億円)に達したとの最新調査結果を公表した。中国における投資額が前年比約9倍の255億米ドル(約2兆4,900億円)に達したことが成長の主要因。世界の2017年フィンテック投資総額267億米ドルに迫り、世界の2018年フィンテック投資総額の46%を占めたとしている。

フィンテックの投資案件数も大幅に増加し、全世界で前年比約19%増の3,251件に達した。シンガポールへの案件数は前年比16%増と伸長している。

アクセンチュア金融サービス本部のグループ・チーフ・エグゼクティブを務めるリチャード・ラム(Richard Lumb)氏は、「金融機関は、規制や資本に関するプレッシャー、オープンバンキングで激化する巨大テクノロジー企業やネオバンクなど新規参入企業との競合、次々に生まれては進化を続けるセキュリティの脅威に直面している。こうした背景からフィンテックのイノベーションに対する需要は高まり続けている」と見ている。

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