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レゾナック、マレーシア国際貿易産業省に人材育成などSCM強靭化施策を要望

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レゾナックは、2023年4月3日にマレーシア・クアラルンプールで開催された「日マレーシア官民産業政策対話(Japan-Malaysia Public Private Industrial Policy Dialogue)」に参加し、半導体材料におけるサプライチェーン強靭化の取り組みを紹介した。

レゾナックのエレクトロニクス事業本部グローバルSCMセンターの井深栄治副センター長とResonac Materials Malaysia Sdn. Bhd.の池内 孝敏Managing Directorが登壇し、環境問題や昨今の生産・物流の制約、地政学リスクなど多様な問題を抱える中、半導体材料のサプライチェーン強靭化が重要であることを説明した。そして、強靭化のためにレゾナックが推進する、原材料サプライヤーから顧客至るサプライチェーン情報を一元管理するデータベース構築の取り組みを紹介した。

また、マレーシア国際貿易産業省に対し、クアラルンプール、ペナン、ジョホールなど、レゾナックが拠点を構える地域での高度な技術・知識を持つ意欲的な人材確保、環境対応への取り組み支援や助言などサプライチェーンマネジメント強靭化に必要な施策に対しての協力を依頼した。

レゾナックの担当者はシンガポール新聞の取材に答え「マレーシアにあるエレクトロニクス事業本部拠点全ての課題としてサプライチェーンに関する知識のある高度人材もしくは生産技術や競争力のある製品を開発する人材が集まりにくいということがあり、国際貿易産業省の優れた人材育成の方針に期待をして要望を述べた」と補足した。

日マレーシア官民産業政策対話は、2022年1月に公表された「アジア未来投資イニシアティブ」の具体化へ向けた取り組みとして、日本・経済産業省およびマレーシア国際貿易産業省が共催した。

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