国分グループ本社(東京都中央区)は2023年3月28日、シンガポールで物流事業を展開するCommonwealth KOKUBU Logistics Pte.Ltd.(代表者:Andrew Kwan)が、4温度帯物流センター開設プロジェクトを立ち上げたと発表した。
国分グループとCommonwealthグループは2018年に低温物流事業を行うCommonwealth KOKUBU Logistics社を合弁で設立。シンガポール国内の外食事業者、小売事業者の物流受託業務を行ってきた。
さらなる事業拡大のため、隣接する土地に4温度帯物流センターを開設し、機能強化を図る。同センターの稼働により、日本から進出する食品メーカー、外食チェーン、小売の事業者に、日本国内と同等の高品質な物流サービスを提供する。
新センターは、最大80,000パレットを収容できる保管機能を備え、大型冷凍自動倉庫、仕分けマテリアルハンドリングを完備する。また、最大5,500㎡の太陽光発電パネルを設置し、CO2排出量を削減する。
国分グループ本社の担当者は、シンガポール新聞の取材に対し、「コモンウェルスキャピタルと鹿島デベロップメントのシンガポール子会社が合弁で設立した会社が、新たに4温度帯物流センターを建設し、Commonwealth KOKUBU Logistics社が賃借する。2023年1月に基礎工事が始まっている。総工費は2億SGD(約200億円)を予定している。新センターはハラルに対応する」と答えた。
新センター概要は下記の通り。
【 所在地 】8 Jalan Besut Singapore 619562
【対応カテゴリー】加工食品、青果など
【敷地面積】19,000㎡
【対応温度】冷凍倉庫(—18℃~—25℃)16,100㎡/冷蔵倉庫(0℃~8℃)3,000㎡/定温倉庫(15℃~20℃)8,700㎡/常温倉庫8,700㎡
【事務所等】2,900㎡
【稼働予定】2024年10月
◇Commonwealth KOKUBU Logistics Pte.Ltd.
【 設立 】2018年12月
【本社所在地】7 Buroh Lane, #01-01 Commonwealth Capital Building, Singapore 618291
【事業内容】温度管理食品物流オペレーション業務(保管・配送・輸出入)