気候変動(低・脱炭素)

ちとせグループ、サラワク州の世界最大規模の藻類生産設備『C4』が稼働開始

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ちとせグループは2023年3月20日、マレーシア・サラワク州で建設を進めてきた世界最大規模の5haの藻類生産設備『CHITOSE Carbon Capture Central(C4)』が完成し、稼働を開始したと発表した。総工費は非開示。

C4は、隣接する火力発電所から出る排気ガス中のCO2を活用して持続可能な航空燃料(SAF)等の製造に向けた長期大規模藻類生産の実証試験を開始している。産業分野から排出される排ガス中のCO2を活用した藻類生産の実証として世界最大という。

CHITOSE Carbon Capture Central(C4)

C4では、700トン/年のCO2を固定しながら350トン/年の藻類バイオマス(乾燥重量)を生産することを目標とし、今後はC4で生産した藻類バイオマスを原料とした化成品や化粧品、燃料、飼料、食品などの幅広い用途開発を実施していく。

C4は、ちとせグループの中核企業であるちとせ研究所(川崎市)が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として建設した。

ちとせグループは、シンガポール法人CHITOSE BIO EVOLUTION PTE.LTD.が統括している。

◇CHITOSE BIO EVOLUTION PTE.LTD.
【 設立 】2011年10月
【 本社 】シンガポール
【代表者】CEO 藤田朋宏 Ph.D.

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